夏の河原で見つけた 鮮やかな橙の鬼灯 口に含んだら 懐かしい音と苦味がした 鬼の灯 と書いて ホオズキ 鬼はこの鬼灯を頼りに 何処へ行くのだろう 一面に広がる灯りは 何処へ続いているのだろう 私の中の鬼を連れて 何処へ向かっているのだろう
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